2025-05-10

~零れ話~ Amazon電話サポーターの日本語力

 Amazonの差出人名で、「アカウントの情報更新が云々」という内容のメールがしつこく送られてきたことがあります。

あの手のメールって本物そっくりですね。いや、本物を見たことがないのに、こんなことを言うのはおかしいのですが・・・。
0916零れ話
とにかく、段々不安になってきて、いつものAmazonのサイトにログインして、確かめることにしました。
PCのキーボードを未だに片手打ちする私としては、チャットは大の苦手なのですが、背に腹は代えられません。

結論は、やっぱり偽メールであることが分かり、安心したのですが、お伝えしたいのは、その時のAmazonのサポーターさんのことです。
チャットの日本語が素晴らしいものでした。
とくに感心させられたのは、こちらのお礼に対して、「とんでもないことでございます」と返ってきたことです。

その数日前のこと。
東京のどこかの中高一貫校の校長さんー年齢はたぶん40代でしょう―がTVの報道番組の中で、「とんでもございません」と言ったのを聴いて、思わず「校長がこれじゃ学校の程度も分かる」とつぶやいたことがありました。
だから、なおさらAmazonのサポーターさんに感心した次第です。

「とんでもございません」については、2007年の文化審議会が「敬語の指針」の中で、敬語として問題ないとしました。
「問題ない」というのは「仕方ない」とは言えなくてのことでしょう。
私などはそう考えています。

時代の変遷により、意味や使い方が変わったことばも少なくありません。
しかし私は、ことばに限って言えば、保守・守旧派でいたいと考えています。
お年寄りやことばを吟味して使う人を相手にしたコミュニケーションを想定すると、やはりこの考えにいたるのです。

〔出典〕



暗誦したい名高い文章***8月13日

  はじめに: Q&A方式の構成上、お伝えしたい知識のキモは解答欄に書いてあります。ご自身の認識に思い違いや勘違いがないかをチェックすることも含め、もう1クリックして解答篇にお進みください。 ~~~~~~~~~~~~~~ 暗誦したい名高い文章です。 1.作品名 /2.作者 /3....